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言葉
名は門徒 現世を祈る お蠶の護 符
句仏上人の俳句

解説
真宗門徒は本来、絶対他力によるのであるから、現世利益をたのまないのがその特徴ですが、養蚕農家では天候、ネズミや害虫などから蚕が守られ無事に育つようにとお守りが蚕室に貼られたりしていました。
句仏上人は地方巡業された折にそのような光景を目にされたのでしょう。
この人たちも親鸞聖人の教えを仰ぐ真宗の門徒である。しかし同時に 日々の暮らしとして養蚕を生業としている。その蚕のためにお守りを貼って無事を祈っているのである。そこに一種のねじれがあるのですが、上人はそれをそのまま受け取っておられます。一見皮肉を言っておられるようですが、真剣に日々を生きている門徒同行の様子にまた力強さも感じられたのではないでしょうか。
真宗ではお守りは用いません、などという批判はこの句の持つ庶民のたくましい暮らしぶりの前では、おとなしく引き下がらざるを得ません。
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