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言葉
蠅よ 手摺るは有縁よ 汝も法を聴け
句仏上人の俳句

解説
夏になりハエや蚊が飛び回る季節となりました。
ハエが足を擦っている姿を見かける事があります。この行動には意味があることを今回知りました。
ハエの足には味覚を感じる、清掃する、粘着性で付着するという機能があるそうです。ハエの足はデリケートな構造で、ゴミなどが付着するとその機能が果たせなくなります。その為、常に清潔に保つ必要があり、足をこすりあわせるという事でした。
句仏上人は足を擦りあわせる姿を見て、ハエが合掌しているように感じられたのでしょう。このハエはハエとしてこの世に生を受けたのではあるが、こうして合掌していると。
「汝も」という部分では、ハエに対して「汝」と呼びかけることによって上人ご自身がハエと同じ立場に立っておられる事、「汝も」の「も」にはハエに先立って仏法を聴聞しておられる姿を感じられます。
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お寺の掲示板はそれぞれ色んな言葉が載せられています。瑞蓮寺の掲示板も以前は仏教書の言葉やご法話で話された言葉など載せていました。
現在は句仏上人の俳句を書いております。俳句を載せてから、通りすがりの方から俳句の説明を求められたり声をかけて頂く機会が増えました。
また私自身、俳句を選びながら季節感を感じたり、日々の生活の中でお念仏と共に生きておられる句仏上人が感じられて私の喜びともなっております。
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