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言葉
一向の 人の歓喜を 蓮かほる
句仏上人の俳句

解説
今月の掲示板では、「蓮かほる」から何となく芥川龍之介の『蜘蛛の糸』一節を思い出しました。ある日の事でございます。御釈迦様は蓮池のふちを、独りでぶらぶら御歩きになっていらっしやいました。池の中に咲いている蓮の花は、みんな玉のようにまっ白で、そのまん中にある金色の蕊からは、何とも云えない好い匂が、絶間なくあたりへ溢れて居ります。極楽は丁度朝なのでございましょう。句仏上人はご門徒の方々との出会いの中で日々の生活をお念仏を称え喜びを持って過ごしおられる姿の中にこの極楽の朝のような清々しさを感じられ「蓮かほる」と詠まれたのではないかと思います。
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コメント
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お寺の掲示板はそれぞれ色んな言葉が載せられています。瑞蓮寺の掲示板も以前は仏教書の言葉やご法話で話された言葉など載せていました。
現在は句仏上人の俳句を書いております。俳句を載せてから、通りすがりの方から俳句の説明を求められたり声をかけて頂く機会が増えました。
また私自身、俳句を選びながら季節感を感じたり、日々の生活の中でお念仏と共に生きておられる句仏上人が感じられて私の喜びともなっております。
今月の掲示板
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