誰が聞いていないのか
- 浅井 仁麿
- 4月18日
- 読了時間: 1分
2018年の真宗本廟(東本願寺)の報恩講の御満座である11月28日に「祖徳讃嘆」があります。その年はk先生が話されると聞いて私は楽しみに御影堂へ足を運びました。広いお堂は満堂の参拝者でした。スピーカーから流れる先生の声が少し聞き取りにくかったので私は一生懸命耳を傾けていました。ところが私のすぐそばで何処かの奉仕団の男性2,3人が私語をやめないのです。大きい声ではないのですがボソボソという声がかえって気になって仕方ありませんでした。結局その時の先生のお話は断片的にしか記憶に残りませんでした。
後日K先生にお会いしてその時のことを話しました。「まったくあの人たちは先生の話も聞かずに何をしにこられたのか」と言ったとき私はハッとしました。先生の話を一番聞いてないのは私だった!と。
それをまたk先生に話しました。すると先生は「それはいい」と言ってさもおもしろそうに笑われました。
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