なむなむということ
- 浅井 仁麿
- 3月17日
- 読了時間: 1分

お寺の友人が車に乗っているところを見かけました。ふと見るとナンバープレートの数字が「7676」だったので後日会った時「なろなろ」って何の事?と聞いたら彼は「なむなむだ」と言ったのです。その時私は初めて「ああ南無南無か」と気がつきました。ナンバーを南無南無にしたからと言って事故を回避できるわけでもないだろうにと思いながらも妙に納得したことを覚えています。
それと同時に京都ではお年を召した方は「お元気ですか、お変わりありませんか」と聞くと「まあなむなむと」とおっしゃる方がおられます。この言葉の語源が果たして仏教語の南無南無なのかはわかりません。しかし京都でこの言葉が挨拶語として使われることが何かしら京都の奥深さのようなものを感じているのは私だけではないでしょう。
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